クラブツーリズム(バスツアー)の旅 


2015年11月25日~26日

( )は、乗車車両の車号です
  旅先で良く見かける団体 クラブツーリズム(バスツアー)に初参加することにしました。狙いは、時間的に行きにくい大井川鐡道井川線です。新幹線、東海道線を利用して金谷から井川線往復はかなりの時間を費やすことになり効率が悪いからです。
なお、夫婦での参加で、横浜西口から乗車します。

選んだコースタイトルは
 『浜名湖畔の温泉リゾートホテルに宿泊!香嵐渓・大井川鉄道SL列車・奥大井トロッコ列車・駿河湾クルーズと雄踏温泉2日間』 【横浜西口・町田出発】

行程は
横浜西口(6:40発)--町田(8:00発)--清水港--(駿河湾クルーズ・乗船/約15分)--三保桟橋--香嵐渓(東海屈指の紅葉スポット/70分)
--雄踏温泉(泊) ※星空を望む温泉露天風呂や40種の和・洋・中バイキングを堪能  お食事: 朝: × 昼 : × 夕
宿泊 : 浜名湖ロイヤルホテル

雄踏温泉--奥泉駅(湖面に映る紅葉)--奥大井トロッコ列車(風情ある列車から紅葉を堪能!
希望者は下車して紅葉レインボーブリッジウォークをお楽しみ)/乗車約40分--接阻峡温泉駅
--家山駅--(大井川鉄道SL列車/乗車約30分)--新金谷駅--町田駅周辺(19:00予定)--横浜西口(19:50予定)

一人 19,900円


 **2016年11月25日(金)**  晴れ

 前日の雪から一転して晴れました。横浜の集合時刻が早いのが難点です。バスへ乗り込むと予想どおりお年を召した方が多く、我々が若い方でした。
予定どおり横浜西口を出発、次の集合場所町田へと向かいました。途中富士山も見え本当に晴れ渡っております。保土ヶ谷バイパスを経由して町田へは7時20分頃到着しました。町田出発の8時までは随分時間があるがいたし方ありません。その後、町田駅は予定を少し遅れて出発、集合時刻はしっかり守っていただきたいものです。
 
 東名高速をバスは順調に進みます。富士山も良く見えます。途中足柄SAで休憩し、10時50分頃清水港へと到着しました。清水港は飛鳥Ⅱで来て以来4年振りです。11時30分に船は出発し20分の船旅です。富士山も良く見え寒かった昨日とは違い心地よいです。11時50分に三保港に到着しバスへと向かいました。
 バスに乗車すると、すぐに香嵐渓へと向かいます。途中新東名高速の浜松SAで休憩の後、14時50分に香嵐渓に到着しました。休日だと香嵐渓に近づくと渋滞するとのことですが、そういうこともなく順調でした。
 バスを降りると集合記念写真の撮影です。それが何と紅葉の写真パネルをバックにしての撮影でしたので、ちょっと写真を買う気にはなれません。
私は香嵐渓を訪れたのは初めてで、山奥の何もない自然の中をイメージしていたのですが、結構整備されており公園の散歩という感覚でした。なお、今年の紅葉は例年より早い様で見頃が終わりかけておりました。なお、連合いは香嵐渓にある香積寺で朱印帳を購入いたしました。

 16時に香嵐渓を出発します。90分程バスに揺られ、17時半過ぎにホテルへと到着いたしました。ホテルの部屋は洋室で壁紙クロスは張替えられており綺麗でした。

浜名湖ロイヤルホテル宿泊
 
 駿河湾クルーズ

船上から見えた富士山
 記念写真用パネル
パネルではなく本物の香嵐渓 
ホテル内   浜松SA スタンプ
   

 **2016年11月26日(土)**  晴れ

 7時に朝食を取り、8時20分に出発します。本日は大井川鐵道に乗車です。途中、新東名高速の遠州森町PA等で休憩し、奥泉駅へと向かいました。奥泉駅ではクラブツーリズムの他のコース(出発地、宿泊地が異なる)と合流となり多くの人が列車を待っています。
 奥泉駅からは大井川鐡道井川線に乗車します。ツアーですので全線乗車はできませんが、今回の楽しみは奥大井湖上駅で下車することですので良しとします。いずれにせよ現在は2年前の土砂崩れによりツアーでなくても全線乗車はできません。

 列車が到着し乗車します。バスの車内では、トロッコ列車は狭いと何度も説明がありましたが、今年、黒部ルートを体験しているせいか、意外に大きい車両というのが印象です。黒部峡谷鉄道のようなナローゲージではなく、大井川鉄道大井川本線やJR在来線と同じ1,067ミリのレール間隔です。車内で立っても頭が天井に付くこともありませんでした。指定席でなく途中駅からの乗車でしたが、ほぼ全員着席することができました。但し、乗客が多かったため発車時刻の11:51から6分遅れての出発となりました。ちなみに車内の殆どがクラブツーリズムのツアー客です。

 奥泉駅の次の駅のアプトいちしろ駅から長島ダム駅までの1駅間アプト式となります。車輪の乗っているレール以外に、ギザギザのレール(ラックレール)を敷き、車両の歯車をラックレールに噛まして勾配を登っていく方法です。正確には、ラックレールに歯車を噛ます方式はラック式と言い、歯車の形状の違い他によりいくつかの方式があります。アプト式とはその中の一例です。
 アプトいちしろ駅で機関車の増結をします。アプト式の歯車は全部の車両についているのではなく、アプト式機関車に付いています。車内で連結作業を見学しませんか。というアナウンスが流れ何人かが行ったようですが(私は行かなかったのですが)あっけなかったようです。
 アプトいちしろ駅を出発し車両は勾配を登ります。進行方向右手には大井川が見え、山々も色づいています。やがて、次の長島ダム駅に到着しアプト式は終了となり機関車を切り離しました。
 そして、12:32に奥大井湖上駅に到着し、井川線の旅は終了となりました。私は、この駅で降りましたが、今回のツアーでは奥大井湖上駅で下車するのはあくまでも希望者のみです。次の終点接岨峡温泉駅までの乗車が基本ですので、奥大井湖上駅で降りたツアー客は接岨峡温泉駅まで歩くこととなります。
 
 奥大井湖上駅は、長島ダムのダム湖である接岨湖の真ん中に位置します、但し、正確には駅自体は陸地の上にあります。しかしながら駅の両側は橋になっており、線路に沿って歩いて湖の上を渡れる魅力のある駅です。
 残念ながら、大勢が降りたため立ち止まる事もできず、ゆっくりとした撮影は諦めます。ツアーだから致し方ありません。橋(奥大井レインボーブリッジを渡り、階段を登り、山道を下りバスの待つ接岨峡温泉駅前へと歩きました。
 バスに乗りすぐに出発となります。次は大井川鉄道の家山駅へと向かいます。ここから、蒸気機関車の旅となります。家山駅に着くと、また、クラブツーリズムの大勢のツアー客で賑わっております。定刻の14:59に出発し
、車内ではお馴染みの、ハーモニカ演奏等が披露されます。あっという間に新金谷駅に15:26に到着し下車しました。バスの発車まで少し時間があるので、駅で入場券と準常備式連絡乗車券を購入した後、駅前のプラザロコでお土産を購入いたしました。
 購入したのは、名所サブレ。名所の地名が書かれていないためどこに行ったかわからないすごいお土産です。下記の写真でご確認あれ。

 そして、バスは、町田、横浜へと向かいます。途中、駿河湾沼津、厚木等で休憩し、ほぼ定刻通り横浜西口へと到着いたしました。
 感想は、価格からすると良い旅行だったと思います。但し、井川線や蒸気機関車は、ツアーではなく、個人で訪ねたかった(ツアー客の乗車しない列車が必須)というのが偽らざる感想です。奥大井湖上駅で時間を取りたかったので、少し鉄分を含む旅行は個人で行くのが良いとは思います。但し、最初に述べたとおり、個人で、奥大井湖上駅を往復するのはかなりの時間を費やすことになりますので、バスツアーを利用するのは非常に効率が良く便利です。従って、どちらが良いかというと判断が難しいです。


 
クラブツーリズムバス

 井川線

アプト式機関車

駅名表示板
湖上駅

湖上駅からの橋
C11227

客車車内
 ロコミュージアム

入場券・乗車券
 
 
 バスの車内から

 スタンプ
 アプトライン乗車証明書

SL乗車記念証

 名所サブレ  サブレにはSLの絵が