北陸新幹線で黒部峡谷パノラマ展望ツアー
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( )は、乗車車両の車号です |
夏のプチ旅行を企画することとしました。まずは、平泉の世界遺産「中尊寺金色堂」などをレンタサイクルで巡ろうかと考えたが猛暑が予想されるので断念。次に車内でスイーツを味わえる走るカフェ「フルーティアふくしま」乗車を考えたが空席がなく断念。結局ベタであるが、3月開業の北陸新幹線に乗車することとした。今回の旅行では、併せて、関西電力黒部専用鉄道の一部区間に乗車することとした。 本来なら、関西電力が主催する「黒部ルート見学会」に参加したかったのだが、かなり事前の申し込みが必要なため一部区間乗車の「黒部峡谷パノラマ展望ツアー」に参加することとしました。 きっぷ、宿泊の手配は、JTBでツアーのツアー利用です。東京から金沢へ向かい、宿泊は宇奈月温泉の宇奈月国際ホテルにしました。 往路はきらめきを利用したかったのですが希望列車に空きがなく、帰路は黒部宇奈月温泉駅からグリーン車を利用したかったのですがこれも空がありませんでした。ちなみに、往路のきらめきも、帰路のグリーン車も、申込み時点でツアーでなければ空きがかなりあり、はがゆかったです。 今回のツアーですが、内容は下記のとおり 東京(都区内)-金沢 宇奈月国際ホテル 黒部宇奈月温泉駅-上野(都区内) なお、支払額がパンフレットからの計算額より数千円高く、問い合わせをしたところ、メールで回答がきました。 内容は、「パンフレットに記載されている差額表からの手計算はできない」とのことでした。パンフレットから支払額が計算できないとは納得できません。 旅行会社へ出向いた時に、予め自分でパンフレットの料金表から算出した料金を上回ると、困ってしまいます。 今回のツアーでの差額表の使用は、はくたか利用の減額、グリーン車利用の増額 などです。2名で10万円を超える少々お高いツアーとなりました。
**2015年7月31日(金)** 晴れ 東京 7:52発 はくたか553号 金沢 10:48着 バス利用 プチ観光 金沢 15:12発 はくたか570号 黒部宇奈月温泉 15:48着 新黒部 15:59発 特急 宇奈月温泉 16:17着 東京駅から、はくたか号に乗車します。(W715-505)列車は快調に走り1時間半で長野へ。ここから乗りつぶし区間が始まります、トンネルが多く特徴のない景色が続き、長野から約1時間半で金沢到着です。開業からまだ4ヶ月ということで、降車客が新幹線の写真を撮っておりました。私も撮影したかったのですが、ここは諦めます。 金沢観光は時間が少ないため、兼六園にも近江町市場にも行かず、妙立寺 (忍者寺) のみとしました。
まずは、金沢駅からバスで向かいます。15分程乗車し広小路バス停で下車します。このお寺 忍者寺 と呼ばれていますが、お寺からは、忍者とは関係ないと説明を受けます。しかしながら寺からいただいたリーフレットには 「人、呼んで忍者寺」と記載されています。
壁のどんでん返しとかはありませんが、落とし穴や隠し階段などあり、興味深く楽しめました。 金沢駅に戻り、昼食をとり、連合いは土産を物色します。そして、宇奈月へと向かいます。本当はIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道を利用したかったのですが、時間の関係上、新幹線の利用です(W726-105)。40分弱で黒部宇奈月温泉駅で下車します。何名かが下車し、ほぼ全員、富山地方鉄道新黒部駅へ向かいます。新黒部駅は道路を渡ってすぐのところにあります。ちなみに2月26日に北陸新幹線に併せて開業した新駅です。数分待ち、宇奈月温泉行の特急(モハ14766)に乗車しました。なお、特急券が必要となります。
宇奈月国際ホテル泊 |
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**2015年8月1日(土)** 晴れ 宇奈月 10:03発 宇奈月 11:21着 欅平 11:37発 欅平下部 11:40着 上部トンネル出口広場・パノラマ展望台 欅平下部 13:10発 欅平 13:15発 欅平 15:19発 宇奈月 16:34発 宇奈月温泉 17:05発 新黒部 17:28着 黒部宇奈月温泉 はくたか574号 18:12発 上野 20:46着 ホテルをチェックアウトし、送迎バスで宇奈月駅へ。富山地方鉄道は宇奈月温泉駅ですが、黒部峡谷鉄道は宇奈月駅です。駅は大勢の人で賑わっております。駅の2階で黒部峡谷パノラマ展望ツアー黒部峡谷トロッコ電車ご利用券を受け取ります。それを1階の出札口で乗車券等に引き換えます。 その後、ツアーの説明を受けますが、靴についての注意を繰り返されます。ハイヒールは当然としてもスニーカーもダメとのこと。登山靴かトレッキングシューズでなければ参加できないと強調します。ちなみに、そんな靴用意してないよーという方には、貸靴がありますのでご安心を。 |
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そしていいよいよ、トロッコ電車に乗車です(ボハ1083)。実際は客車ですが。私が、前回乗車したのは1980年ですので実に35年振りとなります。殆どがツアー客のようで、お馴染みの旅行会社のツアーごとに各車両への乗車となります。ツアーによっては、席がきつきつでしたが、私たちの黒部峡谷パノラマ展望ツアーは1列2名くらいで快適でした。なお、座席位置は進行方向右側がお勧めです。 今日は暑いですが、トンネルに入ると冷気が襲います。気持ち良いを通り越し寒いです。でも、トンネルを出ると、また暑さが襲ってきます。列車は、ゆっくり走り続け約1時間20分で欅平に到着です。乗客全員ホームへと降車します。 |
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時刻表の地図では、黒部峡谷鉄道は宇奈月から欅平までですが、ここからも線路は続いています。そして今回、そこを乗車します。ホームでヘルメットを受取り客車に乗り込みます。発車するとすぐにトンネルへと入りスイッチバックし、約3分で欅平下部に到着しました。ここもトンネル内部です。 車両から降りますがホームはありません。トンネルの中なのでとても涼しいです。ここからは、堅坑(たてこう)エレベーターで上へ上がります。高低差約200メートルとのことですので、欅平下部標高約600メートルから上部約800メートル地点へと上がることとなります。 エレベーターの扉が開くと、なんと、線路はこのまで続いています。エレベーターの最大積載量4,500キロのため車両を乗せることができるとのことです。 エレベーターを降り数分歩きます。常に線路脇を歩きます。そしてトンネルから外へと出ます。(標高約810メートル) ここからは、パノラマ展望台までプチ登山です。展望台は標高858メートルですので私のような運動不足でも15分程で登ることができました。外はトンネル内と違い暑く、短い山登りですが、体力を使ったため汗がだらだらでした。展望台は四方の山々が高いため見下ろすという感じには少し欠けましたが良しとしましょう。 |
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その後、欅平へと戻り、辺りを少し散策し15時19分発で宇奈月へと向かいました。(ボハ1112) 富山地方鉄道で新黒部で乗換、北陸新幹線で帰路へとつきました。 |