宮島連絡船 番外編


2013年4月19日~20日

( )は、乗車車両の車号です
 鉄道の乗りつぶし であるから、航路は含まれない。
にもかかわらず、多くの乗りつぶし派にとって、鉄道連絡船には一応乗っておくというのがデファクトスタンダードである。
従って、宮島連絡船に乗船することとした。
 宮島航路はすでに乗船しているが、JR西日本が宮島連絡船事業を分離し設立した 「JR西日本宮島フェリー」 が2009年4月1日より営業を開始したため、今回あらためて乗船することとした。2009年春に宮島を訪れたがその時は、宮島松大汽船を利用したため今回乗船する。

 
JR西日本宮島フェリー株式会社

平成21年 2月 JR西日本宮島フェリー株式会社設立
資本金11億円(JR西日本100%出資)       

船舶数3隻(みやじま丸、みせん丸、ななうら丸)

 2013年4月2日 エースJTB フリープラン のぞみ号スペシャルを申込む。新幹線は、片道あたり3800円加算でグリーン車に変更した。
きっぷは、よくある、契約乗車票です。あまりツアーを利用しない私にとっては珍しく感じます。
なお、旅行開始日の4月19日から、
ひろしま菓子博2013が始まるため、広島駅周辺のホテルは予約できず、グランドプリンスホテル広島 をチョイスしました。

乗車券 特急券




 **2013年4月19日(金)**  曇りのち晴れ

品川 7:37発 
のぞみ11号  広島 11:30着
広島 11:49発   宮島口 12:16着


 
品川駅から、のぞみ号に乗車する(775-1006)。車両は、2月8日よりデビューした、N700系1000番台(N700A)である。

N700Aの「A」は、「進歩」を意味する「Advanced」の略  JR東海のサイトによると、
N700Aは、
「中央締結ブレーキディスク」を採用し、従来に比べ高いブレーキ力を実現。地震等の災害時には「地震ブレーキ」により停止距離を短縮します。また、新幹線で初採用となる全台車の状態を常時監視する「台車振動検知システム」や
ATC信号に沿って、より安定した運転を実現する「定速走行装置」により、さらなる安全性・信頼性を高めています  と紹介されています。

 品川を発車後、早速弁当を食す、連合いは、Suicaのペンギン弁当 である。風呂敷欲しさに購入したのは言うまでもない。


N700A Suicaのペンギン弁当 1050円


 約4時間で広島駅に到着。途中下車をする。新幹線口を出たところの、スワロートラベル内にグランドプリンスホテルのウエルカムカウンターがあり、荷物を預けておくとホテルまで届けてくれるのである。荷物を預け、宮島口へと向かう(クハ114-3006)。途中、広島電鉄と並走したりし宮島口駅に到着。


初めて、宮島を訪れたのは、1991年5月18日である。
その時は、宮島に到着後、厳島神社へも参拝せず、すぐに宮島口へと戻っている。岡山へと移動し、廃止直前の同和鉱業片上鉄道(1991年7月1日廃止)に乗車している。
宮島営業所発行

次は、2003年7月12日である。その時は宮島へは渡っていない。宮島競艇場で入手できるきっぷ欲しさに競艇場を訪れている。

その後、最初に記したとおり、2009年5月28日に訪れている。その際は、厳島神社に参拝している。



宮島口 12:26発   宮島 12:38着


  宮島口駅から、すぐに宮島口桟橋へと向かう。

今回目的の、みやじま丸に乗船する。なお、JR西日本宮島フェリーの宮島行は、大鳥居に接近するというのが売りである。ということで、右舷側に陣取ります。海もおだやかで、心地良いです。やがて鳥居が少しずつ大きく見えて来て、その後、取り舵を取り、宮島に到着です。
大鳥居が見えて来る

みやじま丸
 宮島改札口
宮島口発行
宮島発行


宮島に上陸し、まずは昼食です。表参道商店街を歩き店を選びます。牡蠣にするかあなごめしにするか迷いましたが、あなごめしに決め、いな忠という店で 食します。あなごめし1700円也です。
昼食の後、一旦海岸沿いに出て厳島神社へ向かいます。残念ながら、境内までは潮が満ちてませんでした。

大鳥居 厳島神社

 厳島神社

厳島神社参拝後、続いて隣の大巌寺に参拝。
プリンスホテルへ行く船の出航時刻(最終便17時発)まで時間があるので、ロープウェイに乗ることにします。乗り場へ向かう途中、岩村もみじ屋で、もみじまんじゅうをいただきます。1個75円也。温かくて、おいしくいただきました。
 坂道を登り、紅葉谷公園を歩き宮島ロープウェーの乗り場に到着。

紅葉谷 14:44発  14:55着 榧谷 15:02発  
獅子岩 15:05着
獅子岩 15:02発  15:05着 榧谷 15:38発  紅葉谷 15:49

宮島 17:00発  グランドプリンスホテル広島

 
宮島ロープウェー  広島観光開発株式会社

紅葉谷線    紅葉谷(もみじだに)-榧谷(かやたに)  傾斜長 1102m  最大高低差 288m
普通索道複線自動循環式

獅子岩線    榧谷(かやたに)-獅子岩(ししいわ   傾斜長  524m  最大高低差  62m
複線交走式


紅葉谷駅からロープウェイに乗る。循環式のため待たずに乗車。やがて山下側に瀬戸内海が見えてきます。
ゆっくり揺られながら榧谷駅に到着。結構長く感じられました。ここで、獅子岩線に乗換。次のロープウェイは交走式のため発車までしばらく待ちます。ロープウェイが動き出すと進行左側に瀬戸内海が見えてきます。そして5分程で獅子岩駅に到着しました。
 とてもに眺めも良かったので、宮島観光で時間に余裕のある方は、ロープウェイに足を延ばす事をお勧めします。

循環式
ロープに吊り下げられた2つ以上の搬器(小型)が、ロープ自体が動くことによって循環する方式。一定の間隔で出発していきます。
リフトのイメージです。一方通行でぐるっと回っています。
常に運転しているため、オフシーズンには空のゴンドラも多数発生してしまいます。
代表例 箱根ロープウェイ  谷川岳ロープウェイ

交走式
ケーブルカーのように、2台の搬器(大型が多く大量の乗客の輸送可)がつるべ式に動く方式(山頂と山麓を交互に往復する方式
同じ搬器が同じ側の経路を走ります。 減便、増便、運休が自由にできる。が、多客時は待ち時間が長くなることも。

函館山ロープウェイ  駒ヶ岳ロープウェイ   雲仙ロープウェイ 

 紅葉谷線 紅葉谷駅 榧谷駅で乗換

  獅子岩線

 
獅子岩駅  獅子岩展望台から瀬戸内海を望む

 乗車券半券

宮島からグランドプリンスホテル広島へは船で向かいます。広島港行が途中、グランドプリンスホテル広島に立ち寄ります。
瀬戸内シーライン株式会社の高速船航路です。
今回のツアーの特典として、ホテルチェックイン時にタクシー券を頂いたので併せて紹介しておきます。

おやしお 乗船証
 タクシー券


グランドプリンスホテル広島 泊

 **2013年4月20日(土)**  曇りのち雨

 タクシー 広島駅 8:01発  原爆ドーム前 8:15着
広島バスセンター 
バス 10:45発   錦帯橋
城山山麓 12:20  12:23 山頂 13:00  13:03 城山山麓
錦帯橋 
バス  岩国駅  広島 15:11着
広島 17:00発 のぞみ138号  品川 20:56着

 タクシーで広島駅に向かい。コインロッカーに荷物を預け、広島電鉄に乗車(3903B
)し原爆ドーム前電停へ
平和資料館を訪れ、その後、広島バスセンターから錦帯橋を目指す。
乗車券を購入し錦帯橋へのバス乗り場へ移動します。ちょうどそこから、大勢の人々でごった返しているひろしま菓子博の会場が見えました。
防長交通の交通局(岩国)行のバスに乗車します。バスセンターからの乗客は我々を含め僅か4名、路線存続が気になります。
途中渋滞もなくバスは1時間弱で錦帯橋に到着しました。
 バスを降車後、錦帯橋の入橋券を購入します。ロープウェーの往復利用、岩国城の入場ができるセット券を選択します。
ゆっくり橋上を歩き、橋を渡りおえた頃、雨が降ってきました。急いで、ロープウェーの山麓駅へ向かいます。駅に到着したもののロープウェイの発車まで時間があるので、すぐ近くの白蛇観覧所で白蛇を見ました。再び駅へ戻り、しばらくしてロープウェイに乗り込みました。
山頂駅へ到着後、岩国城を見学し、雨が降っていたためすぐに、山麓駅へと戻りました。橋の手前の佐々木屋小次郎商店で昼食を取り錦帯橋を後にしました。

錦帯橋での観光は、錦帯橋自体は、橋だけですので、2~3分で渡っておしまいです。橋マニアではない限り時間を持て余します。
したがって、岩国城まで足を延ばす事をお勧めします。但し、岩国城が見るべき城かというと強く肯定はできませんのであしからず。

 バスで岩国駅へ出て、広島駅へ戻り新幹線(775-64)で帰路へ着きました。

バス乗車券 セット券 (錦帯橋・ロープウェー・岩国城)

錦帯橋 錦帯橋

 岩国城
車両番号 赤は1 山麓駅

 山麓駅
車両番号  青は2  山麓駅 山頂駅 

 
岩国城ロープウェー  岩国市
山麓-山頂  傾斜長 412m  最大高低差 172.78m
三線交走式