のと鉄道(穴水-輪島廃止)・摩耶ケーブル(祝 開業)
津軽鉄道
(エバーグリーン賞受賞)


2001年3月15日〜3月18日

( )は、乗車車両の車号です
 **2001年3月15日(木)**  晴れ

上野 23:03発 北陸号   金沢 6:30着

 久々の寝台車である。北陸号に乗るのは初めてである。今回は、見栄を張りA個室(オロネ14 701に乗車)。スーパードライを手にし、北陸号に乗る。明日の朝 早いのでビールを飲み、すぐ寝る腹積もりだ。
 今回の旅の最初のお目当ては、のと鉄道である。実を言うと国鉄時代を含めて私はのと鉄道に乗った事がない。その のと鉄道の穴水−輪島間が3月末で廃止となる。それで、あわてて乗りに行くわけである。もちろん、廃止区間だけでなく全線乗車する予定である。
 列車は、定刻に出発。大宮に着く前に車掌氏が検察に来た。必要な方はカードキーを求める旨の車内放送があったが、A寝台のせいか黙っていてもカードキーを貰えた。暗証番号をプッシュしロックする個室寝台が多いので、カードキーを貰えてうれしい。 ヾ(^v^)k
 それから、シャワーカードと洗面用具のセットも買ったのは言うまでも無い。すぐ寝るので、もちろんシャワーは使わないのだが。A寝台の乗客は、ただで貰えた昔が懐かしい。ちなみに、タオルの絵はサンダーバードでした。

**2001年3月16日(金)**  晴れ

北鉄金沢 6:42発   7:00着 内灘 7:05発  北鉄金沢 7:24着

 金沢に6:30着。7:38発の七尾行まで時間があるので、まだ乗った事のない北陸鉄道浅野川線に乗車する。北鉄金沢駅に行くと、井の頭線を走っていたステンレスカーがお出迎え、なお、今月28日よりこの駅は北陸地方初の地下駅となる。
 2両編成の電車(8802)は、北鉄金沢駅を出発し、20分程で内灘着。帰りは、高校生が多数乗り込み少し混雑。
金沢 7:38発  七尾 9:25発  穴水 10:28発  輪島 10:59着

 今回は、都区内から北陸線経由、神戸市内ゆきの乗車券を利用しているので、金沢で乗車券を購入。
 831M(モハ414-804)で、金沢を出発し、七尾へと向かう。七尾線、のと鉄道とも初乗車となる。
 やがて七尾に着き、穴水行の能登鉄道の車両(NT131)に乗り換える。列車は、豪華ホテルで有名な和倉温泉へ、ここで乗って来たおばちゃんグループ、ほんとうは、金沢方面に行きたかったらしく、車内でわいわい。車掌氏の指示により、次の駅で強制送還。
 そして列車は、穴水に到着。輪島行の列車まで16分あるので、記念乗車券などを購入する。

 穴水10:28発の225D(NT129)に乗り、輪島を目指す。次の能登三井までは、11.0キロもある。ここは、のと鉄道沿線で最も雪が多い所である。列車は、山の中を走って行き、穴水までは残雪はまったく無かったのだが、すぐに、辺り一面雪におおわれて来た。
 列車は、30分ほどで、輪島駅へ到着した。
 ちなみに、七尾から輪島までの区間は、2種開業線である。今回の穴水−輪島廃止というのは、JR西日本の路線の廃止でもある。
輪島 11:27発  穴水  蛸島 13:51着
蛸島 14:14発  珠洲
  和倉温泉 16:52発 サンダーバード44号  新大阪 20:28着

 輪島駅は、のと鉄道の数少ない有人駅(委託駅を除く)であり、第三セクターの鉄道でも、以外に少ない みどりの窓口設置駅であり廃止は非常に残念である。輪島は、我々にとっては、珠洲や宇出津よりはるかに知名度があるのだが、今回の廃止区間は、利用客が少なく、収支係数は、全区間の倍近いということでいたしかたない。
 輪島駅の窓口でフレッシュカードを購入。蛸島に向かうため、券売機で、一気に使い切る。
 輪島11:27発 同じ車両で折り返す。列車は、穴水で、蛸島行となる。また、同じ車両で蛸島を目指す。
 穴水から、1時間40分程かかり、蛸島に着く。特に何も無い無人駅。駅舎の写真を撮り、列車の中で発車を待つ。
 列車は、蛸島14:14発穴水行となる。珠洲で、のと恋路号(NT801)に乗換え、和倉温泉を目指す。ちなみに、NT800形は、クロスシートのパノラマカーである。快適な乗り心地を味わい、16:42 和倉温泉着。
 弧線橋を渡り、サンダーバード44号(クハ681-3)9号車に乗車。後ろの席に来た女子大生グループが騒がしい。どうやら、バスの中で忘れ物をしてきたらしい。発車間際なので駅員氏が車内で状況を聞く。バス会社を訪ねるが、解らず、今度は、バスの色を訪ねるが、はっきりしない。人の記憶は、あいまいなものだ。列車は、定刻に和倉温泉を発車。そして次の七尾に着く頃、車掌氏から、女子大生グループに見つかったと吉報が告げられた。
 外も暗くなり、金沢に到着。ここで、先に到着している富山からの車両と併結。今回は、またまた見栄を張り、グリーン車に乗車する。ということで、金沢駅で1号車(グリーン車)まで猛ダッシュ!(和倉温泉からの車両にはグリーン車はなし)。
 1号車に乗り、プレートを見るとクロ683−3、681系と683系の混結のようだ。朝も早かったし、爆睡。気がつくとまもなく新大阪。
 新大阪で、以前から気になっていたのが、東海道線上りホームの立ち食いうどん。杵屋の看板が掲げてあったので、一度行って見ようと思っていた。ということで、うどんを食す。今日、初めての食事である。食事の時間が、取れないのは、乗換えが、効率よく順調に行っている証である。 

新大阪 20:42発    新神戸  三宮 21:07着  神戸泊

 神戸東急イン宿泊  株主優待券で3割引なのが、ありがたい。チェックインの際、フロント氏に摩耶ケーブルへのバス乗り場を訪ねる。明日までに調べておくとの返答。

**2001年3月17日(土)**  雨

三宮 8:31 バス 摩耶ケーブル(神戸市都市整備公社)  バス 三宮     

 
今回の旅の次のお目当ては、阪神大震災からの長い休止から営業を再開する摩耶ケーブルの乗車である。摩耶ケーブルの乗車は、今回が3回目となる。もちろん、過去の乗車は、六甲摩耶鉄道の時であるが。
 8
:17チェックアウト。フロント氏、昨日のことを覚えていてくれ、バス乗り場の地図と、摩耶ケーブル開業の今朝の朝刊の記事のコピーを手渡された。誠にありがたい。
 8:31 摩耶ケーブル下経由のバスが発車。約20分で、着く。今日は、あいにくの雨である。駅に入ると、かなりの賑わい。でも、ほとんどが招待客みたい。

 とりあえず列に並ぶと、(私の順番は、十数番目と行ったところか。)駅員氏から、営業は11時からとの、説明を受ける。おいおい、2時間も待つのかよ。でも、することもないし、外は雨だし、待つことにする。
 9時から、開業の式典が始まったらしい。ここからは見えないのでよくわからないが。

 我々の列は、少しずつ長くなって行く。11時からの営業開始と聞いて、ほぼ皆文句を言う。やがて、式典が終わり、議員やら地元の小学生を乗せて運行が始まったらしい。待っている、お年寄りを先に乗せてあげれば良いのにと思う。列には、高齢者の方が多いので可哀相。また、待っている間の話の中で、列の上位者のほとんどが、まやビューライン夢散歩友の会の会員であることがわかった。会員だけにでも、予め、運行開始時間を知らせておけば良いのにと思う。

 ケーブルカーは、フル回転し、どうやら、招待客を運び終わったらしい。ということで、予定より1時間早く乗車できる事となった。10:01 我々を乗せた(1 ゆめあじさい)は、虹の駅へ向かって出発した。
 
 虹の駅へ到着。雨は止んだようだ。虹の駅から、ロープウェイ(本日営業再開)に乗ろうと思ったが、ケーブルカーより最大乗車人員が少ないため長蛇の列。あっさりあきらめて、ケーブルカーのホームから写真を撮ることにした。着発で、運行しているので、待ち時間が短くありがたい。
 その後、(2 にしあじさい)で戻り、バスで三宮へと戻った。

 
三宮 11:51発  阪神梅田  なんば 13:10発 サザン9号  みさき公園 13:54着 
みさき公園 14:06発 
 多奈川 14:11着  みさき公園  関西空港 15:08着

 摩耶ケーブル訪問も終わり、次は関西空港を目指すのだが、時間があるので、南海 多奈川線に乗ることにする。
 阪神と御堂筋線を利用し、南海の難波駅へ。ここで、サザンのみさき公園までの特急券を購入。窓口嬢は、同料金のため和歌山市までの券を発券してくれたが、私としては、みさき公園までの特急券にして欲しかった。
 多奈川まで行き、すぐに折り返し、関西空港に3時過ぎ着。

関西空港 16:00 JAS537便 青森空港 バス 弘前 弘前泊 

 関西空港で、うどんを食べる。今日初めての食事だ。うどんは、関西に限る。
 関空から、空路 青森へ。弘前まで、バスに乗車。やはり、雪国。一面、銀世界だ。
 シティ弘前ホテル宿泊。フロントに行くエレペーターの中で、ここが東急インチェーンであるのに初めて気がつく。優待券を出しまたも3割引。

**2001年3月18日(日)**  曇り

弘前 6:46発  津軽五所川原 7:35発  津軽中里 8:49発  津軽五所川原 9:23着
津軽五所川原 10:54発  津軽中里 12:30発  津軽五所川原 13:14着


 今回の旅の最後のお目当ては、津軽鉄道である。もちろん、津軽鉄道といえば、ストーブ列車である。
 今回は、津軽鉄道のストーブ列車が、鉄道友の会のエバーグリーン賞を受賞ということで訪れたのである。
 集合時刻まで、時間があるので、津軽中里まで1往復する事にする。津軽五所川原を7:35に出発(津軽21-102)。一面雪の中を、走り8:12津軽中里着。次の列車でも、授賞式に間に合うし、違う車両に乗りたかったので、8:49発で五所川原へと戻る。
 10時15分より始まった、エバーグリーン賞贈呈式も終わり、受賞記念列車に乗る、9レは、10:54に津軽五所川原を出発した。(オハ46 3に乗車)なお、DD35の重連+客車3両+津軽21形という超豪華編成であった。
 車内では、、車片を買い、スルメを焼き、鉄ちゃん話しを満喫できました。帰路(オハフ33 1に乗車)は、津軽21形+客車3両を、DD35が両端から挟む、プッシュプル運転となりました。
 やがて列車は、五所川原に着き解散となりました。なお、ストーブ列車は、3月15日で運行終了でしたが、今回、エバーグリーン賞受賞という事で、運行されましたが、ツアー客用に、発車するという情報を聞きつけ、写真撮影のため、車内で知り合ったK氏とともに、深郷田へタクシーを走らせました。

五所川原 バス 青森空港 17:30 
JAS166便 羽田空港  
 米子から来たK氏と共に、バスに乗り青森空港へ。帰路へ着く。またまた見栄を張り、スーパーシート。機内で軽食を食す。今日、初めての食事である。3日連続、朝食は夕方であった。交通機関には、金をかけたが、食べ物には金をかけなかった、3日間であった。